時事問題に関するキーワードのまとめ

医療関係に関する重要用語は、面接や小論文の試験対策で必ず必要ですが、大学ごとに傾向が異なり、一般的な時事用語に関する問題を出題する大学も増えています。
医療関係同様、内容が難しい専門書もありますが、目次だけでも目を通しておくと、小論文を書くヒントを得られると思います。

『TPP(環太平洋パートナーシップ協定)』
オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、ベトナム、アメリカの計12ヶ国による包括的な経済連携協定のことです。
2015年11月にアメリカ・アトランタ州で大筋合意されました。
経済連携協定(EPA)とは2つ以上の国や地域の間で、物品及びサービス貿易の自由化という自由貿易協定の条件に加え、人の移動や投資、政府調達など貿易以外の分野まで含めて締結される包括的な協定のことです。

他に関税を撤廃し、モノやサービスの自由な貿易を促進する自由貿易協定(FTA)があります。
世界貿易機関(WTO)のルールでは、EPAやFTAは特定の国や地域の間だけで貿易をより一層自由にする協定として、例外的に認められています。

『混合診療』
保険診療と保険外診療(自由診療)を組み合わせる診療のことです。
日本の医療制度では原則として、公的保険診療と保険外診療(自由診療)を組み合わせた診療は認められておらず、国民健康保険など公的医療保険が適用される診療内容に、保険外診療が加わるときは、すべて医療費は患者負担になります。
例外として特定療養費制度があり、差額ベッドを選べる「選定療養」、大学病院など特定の医療機関で高度先進医療診療を受けられる「評価療養」の2つがあります。

ただ今後は混合診療を拡大していく方針で、国内未承認薬や必ずしも高度でない先進技術、ピロリ菌除去など一定回数を超えると保険が効かない治療を、回数を限定して混合診療を認めるなどが決まっています。

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